2006年に脚本、演出、イトウワカナのプロデュースユニットとして活動開始。2008年、札幌の小劇場演劇祭「遊戯祭08–太宰とあそぼう–」(主催:遊戯祭実行委員会、コンカリーニョ)で「5月1日」(原作:女生徒)を上演し最優秀賞受賞。その後、2009年6月より劇団として活動開始。

メンバーは脚本、演出のイトウワカナを筆頭に俳優6名と音響スタッフ1名で構成されている。平均年齢34歳。

札幌では見ないタイプの舞台表現と奇抜なポップ感覚、非日常を感じさせながらも日常的な言葉の数々を駆使し、猛スピードで繰り広げられる「詩的」とも評されるintroの演劇は、札幌内外からの関心も高い。

観客層は20~30代女性が中心。しかし最近では公演ごとにその幅を広げ、男女問わず10代、60代の観客も増え好評を得ている。

2011年は「蒸発」で札幌劇場祭Theater Go Round 2011にて演出賞を受賞。実験的ともいえる手法が高く評価され、札幌演劇界にその存在を見せつけた。

2012年は、5月にコンカリーニョで上演する新作「ことほぐ」にて東京・こまばアゴラ劇場サマーフェスティバル「汎–PAN–」への参加が決定(9月29日〜10月1日)。また、同作品でインターネットの舞台芸術フェスティバル「CoRich舞台芸術まつり!」へエントリー。応募総数110組から一次審査を突破、最終審査に進んだ。

intro外でもイトウワカナは精力的な活動を見せており、2010年はコンカリーニョプロデュース公演「歯並びのきれいな女の子」の脚本や、劇団千年王国の榮田佳子出演の一人芝居「0141≒3088」の脚本、演出を担当し、大阪・in→dependent theatreの一人芝居フェスティバル「INDEPENDENT」に参加。全国ツアーセレクション作品に選ばれ、2011年に は東京、大阪、札幌、沖縄で上演されるなど、活動の幅を全国に広げている。

2012年度、コンカリーニョレジデントカンパニー。


◯受賞歴

2008年  NPO法人コンカリーニョ主催「遊戯祭2008 〜太宰とあそぼう」 最優秀賞受賞(『5月1』」) 
2011年  札幌劇場祭TheaterGoRound 2011 演出賞(intro『蒸発』)
2012年  札幌劇場祭TheaterGoRound 2012 作品賞(intro『モスクワ』)
2013年  札幌劇場祭TheaterGoRound 2013 企画賞 (コンカリーニョプロデュース『茶の間は血まみれ』)
2013年  佐藤佐吉賞 優秀演出賞(intro『わたしーTHE CASSETTE TAPE GIRLS DIARY』)
2015年  佐藤佐吉賞 優秀脚本賞(intro『食卓全景』)